船場マップへの想い②|なぜ船場『マップ』をつくろうと思ったか

誰からも質問があったわけではない。でも、船場マップを立ち上げる上で、様々な方と関わる上でマグマのように湧き上がる思いをどうしても声にしておきたかった。

船場マップの「船場」という地域の名前を使う上で、このコロナ渦において「まちづくり」「お店を応援する」という目的でこのサイトを立ち上げたと思ってくださる方がいる。

でも、実はそうではない。

船場マップが紹介している卸問屋は本来BtoB(Business to Business)企業対企業の取引を行う会社なのだ。船場マップのような立ち上げたてのサイトがお店を紹介したとして、卸問屋の役に立つかというと疑問を感じる。

だから、各卸問屋から船場マップへの掲載許可をいただく際も、お店からは掲載料をいただいていないし、「卸問屋の宣伝になるから」ということも伝えていない。

あまりにも微力すぎるからだ。

では、なぜなのか。

筆者は「裸足の洋裁」というブログを運営している。こちらは手芸ファンの筆者が同じく手芸ファンと情報を共有するためのブログである。

わずか200記事にもみたない少ない記事数で更新頻度も数ヶ月に一度であるが、全国に読者がいてこれまでに延べ数万人がみてくれているブログだ。

そのブログのメインコンテンツは「大阪の生地店、手芸店、布店・卸問屋一覧リスト【まとめ】 2021年2月更新」で主に筆者が購入した手芸用品の卸問屋を紹介した記事である。

これは確か一昨年のことである。遠方に住む義母が大阪にやってきて「行きたいところがある」と言ってだしたのが先述の卸問屋まとめ一覧のプリントアウトであった。私が運営してるブログと知らずにのことだ。

確認したわけではないが、印刷するとおそらく10ページ以上に及ぶものだ。そのプリントをみた瞬間に、『船場マップ』を作りたいという意欲がわいてきた。

遠方からやってきた土地勘もないブログの読者がお店の概要と住所くらいしか書いていない記事をプリントして卸問屋をめぐろうとしているのだ。

「もっとわかりやすく」「もっと楽しく」「もっと沢山のお店を」巡れるようにしたい。

長々と書いたが、そう。船場マップは手芸ファンによる手芸ファンのための情報サイトなのだ。

手芸ファンの「心が躍るものづくり」を支えたいという思いからだ。

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