日本紐釦| 服飾資材・手芸用品総合卸

日本紐釦貿易(にほんちゅうこうぼうえき)は服飾・手芸用品の総合卸で、ありとあらゆるハンドメイドの材料が卸価格で手に入る卸問屋である。そして私事ながら筆者のソーイングライフの要である。

一言で言うなら、、、。

大好き

です。

うっかり想いがあふれすぎてしまった。

さて日本紐釦の何が魅力的でどうして筆者のような熱いファンがいるのか。この記事を元に少しでも伝わると、皆様と共有できると嬉しい。

日本紐釦(本館)

日本紐釦には本館と別館があり、本館は国内メーカーなどの手芸用品・服飾資材全般、別館はアメリカやヨーロッパなどから輸入された手芸材料や生地が揃う。

こちらの記事では、日本紐釦本館について書くことにする。

本館は1~5階まであり、フロアごとに置かれている商品が異なる。
・1階: リボン・ビーズ・アクセサリー
・2階: 服飾・和洋裁・手芸本
・3階: 手芸・クラフト・バッグ用品
・4階: パッチワーク・キルト・生地・布
・5階: トールペイント・クラフト・イベント会場(セールなど)だ。

ちなみにレジン用品・つまみ細工・染色液・畳ヘリテープなどは5階にある。

入店〜お会計までの流れ

はじめて行かれる場合は、入店〜お会計までの流れがわからず戸惑ってしまうこともあるかと思うので簡単にここに記す。

①ロッカーに私物をいれる。

まず、日本紐釦に着いたら入口右手にコインロッカーがある。

大きな荷物の持ち込みは不可なので、このロッカーに荷物を預けておこう。ポーチぐらいのサイズであれば日本紐釦から借りる私物入れにいれられるのでロッカーに預けなくてもOKだ。(コインロッカー代は100円、返却式なのでご安心を)

②私物入れに手荷物をいれる。

こちらが私物入れ。大小あるが手荷物にあわせて選ぼう。

私物入れに荷物をいれたら入店OK。

③消毒・体温チェックをする。

2021年6月11日現在はまだコロナ渦なので消毒や体温チェックが必要だ。店内に入ると右手に、消毒液と体温計が置いてある。そこで、手を消毒し体温チェックをする。

また、消毒済みの買い物かごが足元に置いてあるので忘れずにかごを持っていこう。

④会員カードを作る。

入口左手にサービスカウンターがある。ここに会員申込書が置いてあるので記入し、受付に提出する。尚、入会料は100円、年会費は無料だ。(会員にならなくても入店はできるが購入の際には会員カードが必要。)

会員の特典としては、2,000円以上の買い物で20ポイントがもらえることと(現金払いのときのみ)、新商品やセール情報などが載ったはがきやDMが届くことだ(購入商品や金額による)。

日本紐釦のDMには最先端の手芸用品やハンドメイドの情報が載っていてとても楽しい内容ですよ☆

手荷物や商品をもって入会申込書を書くのは大変なので、はじめて行かれる方は最初に入店カードをつくることをおすすめする。

会員証がもらえれば、これで貴方も日本紐釦ファンだ。

⑤買い物をする。

さて、いよいよ買い物だ。どの階から見ても良いのだが、1階の商品は上階(2階~5階)には持っていけないので2階~5階から行こう。欲しい商品がみつかったら買い物かごにいれる。

⑥お会計

お買い物が終わったら、1階に集中レジがあるのでそこでお会計をしよう。
(ちなみにお会計は一列に並ぶのではなくレジごとに並ぶ。)

以上が日本紐釦での買い物の流れだ。

店内

それではいよいよ店内に潜入!いやいや。取材&撮影許可をしっかりともらっているので、店内を紹介しよう。
尚、取材時(2021年3月頃)に撮影したものをここで挙げるが、日本紐釦は定番商品はもちろん新商品も積極的に販売している。貴方が行く頃には多少商品がかわっているかもしれない。

5階(トールペイント・クラフト・イベント会場)

まずは5階から。主に下記商品が揃う。近年のハンドメイド手法の流行をとらえているのがこのフロアだろう。

・レジン用品/モールド
・ねんど細工用品
・スタンプ/ステンシル
・つまみ細工用品
・パーツウッドクラフト
・羊毛フェルト
・デコパージュ液
・接着剤
・染色液
・畳へりテープ

更にイベント会場ともなっており、セールの際はずらりと特価生地や特価用品が並ぶ。

レジン用品・粘土細工用品

レジン液、UV/LEDライト、ねんど、レジン用シール、モールドなどが並ぶ。

畳ヘリテープ

つまみ細工用品

つまみ細工用のピンセット、ボンド、正方形に裁断されたつまみ細工用のちりめん生地など。

イベント会場

筆者が取材した日はセール期間前で整然としていたが、期間中は特価の生地がずらりと並び沢山の人が訪れる。生地は1m単位~カットしてもらえるのだが、非常にお買い得な値段なので原反単位で何本も買う人もいる。

<<催事場>>

セール時の特価生地の買い方
①欲しい生地がみつかったら原反をスタッフに持っていき必要なメートル数と名前を伝える。
②カットが終わったらスタッフが一階に生地を運んでくれるので買い物を続ける。
③会計前に1階のサービスカウンターなどでスタッフに声をかけカットされた生地を受け取る。
④レジに並び他のものと一緒に会計を済ませる。


4階(パッチワーク・キルト・生地・布)

キルティング・パッチワークなどに必要なツールや生地・布が販売されている。(生地の裁断に必要なロータリーカッターなどもこの階にある。)

・生地
・パッチワーク
・キルト糸
パッチワーク用品
キルト綿

生地は1m~カット可。反物をカット台に持っていきスタッフに声をかけるとカットしてくれる。

キルト糸・しつけ糸など

3階(手芸・クラフト・バッグ用品)

3階は手芸・クラフト・バッグ用品などがそろう。

・バック用ハンドル
・持ち手
・フェルト
・カルトナージュ
・刺しゅう
・タッセル・房ひも
・編み物毛糸
・レース糸
・がま口・口金
・和手芸革
・革テープ
・Dカン・ナスカン

2階(服飾資材・和洋裁道具・手芸本)

2階は服飾資材・和洋裁道具・手芸本などがそろう。

・ミシン糸
・針
・ハサミ
・ファスナー
・ボタン
・レース
・接着芯
・しるしつけ用品
・ボビン
・書籍
・ハトメ
・カシメ

レース

レースの種類も豊富で定番のレースからフリルレース・ストレッチレースなどもそろう。
(ただし、レースの切り売りはしていないので購入はパック単位となる。)

猫や犬が刺繍されたレースを発見!こんな可愛いレースなら切り売りでなく、むしろパック単位で欲しくなってしまう。

糸・ファスナーなど

引き出しの中には沢山の種類の糸やファスナーが入っている。ソーイング好きであればこの画像をみてわくわくするだろう。糸は定番のミシン糸・ロックミシン糸はもちろんウーリーロック糸ラメ糸・レインボー糸などもある。

書籍

子供服・レディース・メンズ・かばん等のソーイング本、編み物の本やアクセサリー作りの本などなどハンドメイドに関する本が沢山ある。また、新刊も取り揃えているので、筆者は毎回ここに立ち寄って面白そうな本をみつけると購入している。

手芸・洋裁道具&材料

手芸バサミ・針・洋裁定規・接着芯・バイアステープ・ミシンの押さえ・ボビン・平ゴムなどなど。挙げたらきりがないので割愛するが本当になんでも揃う。

1階(リボン・ビーズ・アクセサリー用具・パーツ)

1階はリボン・ビーズ・アクセサリー用具・パーツなどが揃う。

・ビーズ
・スパンコール
・リボン
・アクセサリーパーツ
・デコ材料
・アクセサリー用具
・アクセサリーキット
・アクセサリーチェーン
・ガラスビン
・革パーツ
・革ひも
・ラインストーンデコ用パーツ

ワゴン

日本紐釦には各フロアごとにワゴンが置いてあり、セール期間中でなくても特価品が置いてある。毎回何があるかなと楽しめるので訪れる際は是非のぞいてみてほしい。

レシピ

日本紐釦ではイメージがつきやすいようにと販売している材料を使用した作品が多数展示されている。「REC」という札が表示されている作品は、材料購入者に限りレシピがもらえるので欲しい場合はスタッフに声をかけよう。

老舗卸問屋の先進性

日本紐釦貿易は、大正6年(1917年)創業、100年以上続く卸問屋だ。元は貝釦(かいぼたん)の卸会社で黒蝶貝や白蝶貝などの釦を中心にインド・東南アジアから輸入していたそうだ。戦後は和裁・洋裁付属品、更に手芸用品クラフト材料を扱うようになった。

日本紐釦のサイトによると企業目標は

エンドユーザーの皆様の「生活が楽しく、より豊かに個性あふれるものになる」ことであります。

現代社会はめまぐるしく変化をして参ります、それとともに求められる商品もまためまぐるしく変化をいたしております。どのような変化があろうとも弊社はお客様の求めに応じ時代に合わせ、柔軟にその姿を変えてまいります。

求められる商品を把握し、国内はもちろんのこと海外にも広く目を向け、魅力ある商材や新しい手芸手法を、お求めになりやすい価格で迅速、丁寧にお届けするということを、従業員一人一人が徹底的に追求することによって、これからも長きにわたってお客様との信頼を築いてまいりたいと考えております。

日本紐釦『会社案内』(https://www.nippon-chuko.co.jp/company/

こちらを読むと筆者のように足しげく通っているファンは「なるほど」と思うだろう。

日本紐釦の楽しさは手芸用品を卸値で買える事だけではない。まだ見たことがないような手芸グッズや材料、最新のハンドメイド情報を知ることができるからだ。

取材時に聞いたのだが、日本紐釦が実店舗を置く理由は商品を売りたいからだけではなくお客様がどんなものを欲しているかを知りたいからだ。もし既存品でないものがあれば積極的に商品を開発する。更には海外の展示会にも頻繁に足を運び最新の手芸・ハンドメイド用品や情報を仕入れているそうだ。

また、自社の手芸材料仕入れサイト(Chuko Online)、一般向けのオンラインショップ(つくる楽しみ)、Amazonや楽天にも出店していて、顧客の手に商品が届きやすいようにしている。

老舗だからと変わらないことを望むのではなく、時代の変化と共に移り変わるニーズにあわせ、更に新しい価値を顧客に提供する。

一昔前から「変革」という言葉をよく聞くようになった。企業が成長し続けるには、時代にあわせ柔軟に戦略や組織を変化させることが必要となるということだが、それを知っていても実現できている企業が一体どれくらいあるのだろうか。

筆者は先般に記載したことからわかる通り、日本紐釦が「変革」を実現できている企業の一つだと思っている。

そしてただの顧客の筆者でさえ感じることができるのが日本紐釦のすごいところだろう。

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お店からのメッセージ
お客様からの要望が新商品の開発につながるので「こんな商品が欲しい」などがあれば気軽にご相談ください。

取り扱い商品

  • 生地・布
  • リボン
  • ファスナー
  • 手芸用品
  • ボタン
  • バッグ資材
  • ワイヤー
  • アクセサリーパーツ
  • ビーズ
  • ミシン
  • 道具(手芸・裁縫道具・ヤットコなどの工具)

基本情報

店名日本紐釦(別館Chuko)
所在地大阪府大阪市中央区南久宝寺町1-9-7
営業時間9:00~17:00
定休日日曜
※セール中は日曜も営業している場合あり。詳しくは日本紐釦の営業カレンダー参照
決済方法現金、クレジットカード(2,000円以上の購入に限り)
電話番号06-6271-7087
ホームページWebサイト
https://www.nippon-chuko.co.jp/
オンラインショップ
一般用:http://www.tukurutanosimi.com/
    手芸材料の専門店 つくる楽しみ(楽天市場)
卸売用:https://www.nippon-chuko.co.jp/shop/
メールアドレスnbk@nippon-chuko.co.jp
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